僕が落語家になった理由 by月亭方正
今話題の吉本興業。その所属タレントである落語家、元山崎邦正さんが改名に至った経緯を綴った一冊。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・東野幸治さんに相談したら「桂枝雀さんの落語、聞いてみたら」と言われた。
→感情がないとか、いじられているけど、いつでも的確な答えを持っている人。
→なぜ殺人はダメか?の問いに「人類が滅亡してしまうから」と答えた。
・噺(ネタ)を覚えるとき、まず100%その人の真似をするところから始める。
→真似が出来てから、自分流に変える。”間”とか”息”とか。
・人生の幸福を味わうには、辛いことも経験しないとダメ。振り幅が必要。
・「素直」ってのは、1つの才能で、それは成長できる才能だと思う。
→年を取ると頑固になったり、穿った見方をしがち。素直は皆に愛される。
・俳優になりたければ、何でもいいから俳優の世界に入る。
→その場の空気を吸うのが、その世界を勉強する一番の近道。
・修行することが、どれほど大事かというのは、後でわかること。
・人間は生まれ変わるって言うけど、人間3回目の人と10回目の人では、「層」が違う
・中学での自分の位置が、社会での自分の位置になっていることが多いと感じる。
→魂が解放されたときの自分が、本当の自分。居心地のいい自分ということ。
→ダウンタウンさん、ぐっさんなんて、クラスの人気者がそのまま大人になった感じ
・営業の30分間は、テレビの裏話をして、濁している感じ。
→芸人としてのタイムリミットやな。と思うようになった。
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編集後記
つくづく感じるのは、「人から教わったことを”素直”に”実行”する人が成功する」ってこと。せっかく本を読んでも、行動に移さなければ、時間とお金を浪費しているだけ。ん~、浪費ばっかりだな。投資に変えなきゃね。