僕が落語家になった理由 by月亭方正
今話題の吉本興業。その所属タレントである落語家、元山崎邦正さんが改名に至った経緯を綴った一冊。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・東野幸治さんに相談したら「桂枝雀さんの落語、聞いてみたら」と言われた。
→感情がないとか、いじられているけど、いつでも的確な答えを持っている人。
→なぜ殺人はダメか?の問いに「人類が滅亡してしまうから」と答えた。
・噺(ネタ)を覚えるとき、まず100%その人の真似をするところから始める。
→真似が出来てから、自分流に変える。”間”とか”息”とか。
・人生の幸福を味わうには、辛いことも経験しないとダメ。振り幅が必要。
・「素直」ってのは、1つの才能で、それは成長できる才能だと思う。
→年を取ると頑固になったり、穿った見方をしがち。素直は皆に愛される。
・俳優になりたければ、何でもいいから俳優の世界に入る。
→その場の空気を吸うのが、その世界を勉強する一番の近道。
・修行することが、どれほど大事かというのは、後でわかること。
・人間は生まれ変わるって言うけど、人間3回目の人と10回目の人では、「層」が違う
・中学での自分の位置が、社会での自分の位置になっていることが多いと感じる。
→魂が解放されたときの自分が、本当の自分。居心地のいい自分ということ。
→ダウンタウンさん、ぐっさんなんて、クラスの人気者がそのまま大人になった感じ
・営業の30分間は、テレビの裏話をして、濁している感じ。
→芸人としてのタイムリミットやな。と思うようになった。
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編集後記
つくづく感じるのは、「人から教わったことを”素直”に”実行”する人が成功する」ってこと。せっかく本を読んでも、行動に移さなければ、時間とお金を浪費しているだけ。ん~、浪費ばっかりだな。投資に変えなきゃね。
国家の品格 by藤原正彦
浅田次郎さんの長男にして、お茶の水女子大教授である数学者が語る日本の国家論。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・戦後、世界に誇るべき「情緒と形」を忘れ、欧米の「論理と合理」に身を売った。
→祖国への誇りや自信を失うように教育され、日本の国柄、国家の品格を失った。
・祖国愛とは、「パトリオティズム」。自国の文化・伝統・情緒を愛すること。
→「ナショナリズム」とは、自国の国益のみを追求する、あさましい思想。
・自然への繊細な感受性を源泉とする美的情緒が、日本人の芸術性の核である。
→単なる飲み物を「茶道」に、文字を「書道」に、昇華させる。
・”委任統治”とは、自ら統治できない人々に代わって、統治してあげること。
→「文明の神聖なる使命である」という趣旨が国際連盟で規約されていた。
→第一次大戦後、日本が提唱した「人種平等法案」は否決されている。
・「武士道」では、強いものが弱いものを倒すことは卑怯である。
→「市場原理主義」では当然の考え。勝者がすべてを手に入れる。
・現在の米国、日本では三権分立が崩壊し、マスコミが頂点にたっている。
・「自由」という言葉のせいで、日本古来の道徳や伝統的な形が傷つけられた。
→米国は「自由」を国是とし、基本的な人間の権利とされている。
→日本的に「自由」は、身勝手を助長するだけ。
→そもそも人間には自由がない。法律、道徳、倫理で規制されているはず。
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編集後記
伝統的な考え方、宗教観の違いがある国々が、平和を維持することは至難のバランス。ナショナリズムに傾倒するトランプ氏のような存在は、日本人的には異形に映るってことでしょうか。著者がいう「マスコミが頂点」にも一部納得。様々な情報を精査できるリテラシーも必要となってきますね。
金持ち父さん貧乏父さん byロバート・キヨサキ
言わずと知れた世界的ベスト&ロングセラー「金持ち父さん」シリーズの第一作。ロバート・キヨサキさんが指南するお金の哲学。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・お金持ちは、自分のためにお金を働かせる。
→中流以下の人間は、お金のために働く。
→お金持ちは「資産」を手に入れ、貧乏人は「負債」を手に入れる。
→収入が増えても、その分支出を増やすと「資産」は増えない。
・本当の資産とは、①会社(所有)②株③債権④投資信託⑤(収入を生む)不動産
・ラットレースから抜け出す方法は、「会計」と「投資」に関する能力を高めること。
・フィナンシャル・インテリジェンスを形成する4つの専門知識
→①会計力②投資力③市場の理解力④法律力
・人間には2種類いる。人生につつきまわされ続ける人と、つつき返す人だ。
→人生から教訓を学ぶことができる人間になる。上司や家族に当たる人は貧乏人。
→他の誰かを変えるより、自分自身を変えることのほうがずっと簡単。
・捨てられる漫画雑誌を利用して、漫画図書館をオープン。管理人は妹。
→ビジネスオーナーになる。
・従業員は首にならない程度に働き、経営者は離職しない程度に給料を与える。
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編集後記
老後2,000万円問題も話題の昨今。金融リテラシーを身に付ける必要性を強く感じますね。まずは本を読むこととセミナーにも参加してみようかな。会計と投資の勉強をして、素敵なお金持ち父さんになろう!
新しい道徳 by北野武
最近、離婚が大きな話題となった、「天才たけし」さんが思う道徳論。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・日本は、無宗教な人が多いから、道徳に説得力がない。
→家族で教会に通うような国では、学校での道徳教育は不要。
・支配者にとって、宗教は民衆を支配するための道具だった。
・リタイヤしてから趣味を探そうとしても遅い。
・日本人の曖昧さは、四季があるからという説がある。
→春夏秋冬で生活が変化するから、心持ちも、考えも変わる。
→人は、いつか必ず死ぬ。その「いつか」は、明日かもしれない。
・道徳がどうのこうのと言う人間を信用してはいけない。
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編集後記
確かに「神様の教え」があれば、学校で道徳を教える必要がないかも。日本人の曖昧さは今に始まったことじゃないだね。たけしさんは知識人ですね。
ユダヤ人大富豪の教え_幸せな金持ちになる17の秘密 by本田健
複数の会社を経営する「お金の専門家」にして、多くのベストセラーを生み出す著者。世界中の言語に訳された代表作がこちら。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・ミリオネラ・メンタルティを身に付ける。意識の違いが人生に差を生む。
→理想の状態をイメージする。そして文字として書き出す。
→人生は、「考えること」と「行動すること」の2つできている。
→ふだん考えていることが、現実の人生を作ってる。
→人生の優先順位を、はっきりさせておく。
・世の中には、2通りの人間しかいない。自由な人と不自由な人だ。
→自由な人:印税の入る人、家賃収入・配当を得る人、特許を持つ人
→得意なことではなく、好きなことを仕事にする。
→子どもへの最大の贈り物は、自分が好きなものをやって生活する姿を見せること。
→嫌なことを仕事にしていると、憂さ晴らしにお金を使うようになる。
お金の大原則は、①稼ぐ②節約する③投資する④分け与える
・成功したければ、自分より優秀な人に囲まれて仕事をしなさい。(フォード)
→優秀な弁護士、税理士になるのではなく、雇う側になる。
・サービスの量と質で報酬額は決まる。
→多くの人を喜ばせるサービスに大きな報酬が与えられる。
・その人が、真剣に人生を変えようと決めるまでは、何も変わらない。
・自分でダウンを認めない限り、人生のゲームに負けはない。
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編集後記
稼ぎを無駄遣いせず投資に回す。そして海の近くでアパートの所有する。家賃収入を得ながら自らも住む。という人生を常にイメージしながら生活しよっと☆
人は見た目が9割 by竹内一郎
劇作、漫画原作、舞台演出を手掛ける著者が教える「非言語コミュニケーション」入門。2006年のベストセラー新書。
刺激をいただいた言葉は、次のとおり。
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・他人から受け取る情報のうち、話す言葉の内容は、7%しかない。
→顔の表情:55%、声の質・テンポ:38%、言葉の内容:7%
・足先が相手を向いていない場合、好意を示していない。
→リラックスすると足を組む。正座から胡坐に変わる。
・自信のあるリーダーは、部下の席まで行く。
→自信がないひとは、縄張りのなかに居たがる。
・前髪を垂らすと若く見え、上げると大人びて見える。
→ジャニーズ系男子は、前髪を垂らし、可愛らしさを演出している。
・「お互いに語らず、察する」のが日本流。だから演説技術が未熟。
→「相手に分からせ、自分を通す」のが欧米流。他民族国家との違い。
・黒い荷物は重く見える。青や緑だと軽く見える。
・制服や役柄、メイクで人格が変わる、自信がわく。
→制服効果(警官と囚人)、ドラマ療法(精神分析)、ガン黒メイク
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編集後記
見た目の重要性が分かった。出来るだけ、「にこやかに」「品行方正」な姿を心がけたい。しかし、この本はタイトルが秀逸ですね。「本はタイトルが9割」と言っても過言ではないかも。
腹だけ痩せる技術 by植森美緒
ダイエットセミナーで支持を集め、多数の著書も手掛ける健康運動指導者による「ドローイン」のすすめ。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・1日に数回でも意識的に凹ませるだけで、お腹は痩せていく
→歯磨き、会議中、入浴中、どこでもドローインはできる。
→特にウォーキング中に行うと効果的
・姿勢が悪いため、お腹がたるみ、脂肪が溜まり易くなってるだけ
→二足歩行が始まったとき、お腹を守る必要が生まれ、脂肪がついた説。
→壁に身体を押し付け立つ。
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編集後記
40代に入り、体力の低下ととにお腹周りも気になるようになってきた。意識してドローイン生活を送っていきたい!「ポッチャリ」にはなりたくないな~。