大局観 by羽生善治
誰もが知る天才将棋棋士が、40歳の機にまとめた勝負の考え方。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・着手する前に、四つの香車を確認する
→盤面全体を見渡し検討する。
・続けることは偉大な才能である。
→「習うより慣れろ」慣れることで洗練されていく。
・一方的に入ってきた知識は、一方的に出ていく。
→質問させる。体験させることが重要
・「必勝法は?」「相手を選ぶこと」
→関根金次郎名人の言葉。自分の実力を見極めることも大事。
・大局観では、終わりの局面をイメージする。
→勝ちを想像し、そこに向けて意味や方向付けをしていく。
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編集後記
「着眼大局、着手小局」とは誰の言葉だったか、とっても好きな言葉。大きいイメージ、ゴールを見定め、小さいことからコツコツ取り組でいこう。
伝説の社員になれ! by土井英司
アマゾンの元カリスマバイヤーで、人気メールマガジン「ビジネスブックマラソン」主宰者が明かす成功へのセオリー。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・最後に勝つのは、能力より「バカになれる情熱」
→24時間働く覚悟なら、なんでもできる。
→徹夜明けの翌日、休まずに飛び込みセールスに時間をあてる。
→時間と引き換えに、成功を手に入れる。
・これからの時代は、自分の付加価値を付けた人間しか生き残れない。
→伝説の社員は、自分の労力をキャッシュに変える自信がある。
・聞いたことを実践し、習慣にする人になる。
→トップセールスマンがノウハウを披露できる理由
→「どうせ実行する人は、2割。そしてそれを継続する人は、更に2割」
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編集後記
僕も購読し刺激をいただいている「ビジネスブックマラソン」。まだまだ、土井さんのように熱く生きられるていないなー。ま、毎日楽しいけどね。
「のび太」という生きかた by横山泰行
「ドラえもん学」を研究する富山大学名誉教授が教える、どんなダメな奴でも夢が叶うのび太メソッド。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ」
→それが人間にとって一番なことなんだ。byしずかパパ
・チャレンジを続けるエネルギーがある限り、問題解決の道は消えない
→のび太のように、くよくよ考えないで、しゃにむに行動することも大事。
→「僕にだって」という気持ちがある限り、夢を見続ける力は枯渇しない。
・妬むことより行動を起こすほうが、ずっと建設的である
→ドラえもんの登場により、妬む機会が極端に減った。
→他人の良い点を素直に認め、自分もマネしてみることを知る。
・「こんな秘境でひっそり生きている竜を殺す権利なんてだれにもない」
→他人のから搾取してまで得る幸せは求めない。身の丈にあった幸せを探す。
・「どんな生き物でも、心からかわいがれば、きっとなつく」
→優しさが仲間の協力を生み、理想的な関係になる。
・未来を想像する。
→物事をすぐ諦める人は、先が見えていない人。成功をイメージする。
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編集後記
「人の不幸は蜜の味」ではダメですね。ついつい笑ってしまうけど・・・。
周りに優しさと愛情を持って、生きていきたいね。
できる大人の「モノの言い方」大全 by青春出版社
ビジネスブックマラソンの土井さんも勧めていた本書。時候の挨拶からクレーム対応まで網羅した、大人の日本語集。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・否定的なあいづちは、NG(うそー、ほんとうですか?)
・よい週末を
・風邪など召しませんよう、ご自愛のほど
・うらやましいですねぇ、さすが
・不躾なお願いで恐縮ですが、誠に勝手なお願いですが、
・考えが及びませんでした、猛省しております
・ご指摘のとおりです、ご指摘いただけなければ気づきませんでした
・いつもお心にかけていただき、恐縮です
・痛み入ります
・さしつかえなければ
・機転がききますね、頭の回転が早いですね、勘がいいですね
・陰ひなたのない、八面六臂の活躍、一騎当千
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編集後記
語彙力は大事。同じ言葉ばかりだとバカに見えるからね。正しい日本語を使って清く正しい大人になりたい。では、よい連休を。
呼吸入門 by齋藤孝
「声に出して読みたい日本語」など多数のベストセラーを出し、テレビにも出演する著者が研究を重ねた呼吸法。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・齋藤式「3・2・15」呼吸法
→鼻から3秒息を吸い、お腹で2秒止める、口から細く15秒かけて吐く。
・丹田呼吸法
→臍から指三本分下の位置「丹田」を軸に、息を長く吐く呼吸法。
・心を安定させるには、まず身体のブレをとる
→腰肚を安定させ、その上に上半身は力を抜いた状態でおく。
→腰が定まらないと、肩や背中に余計な力が入り、集中力が継続しない。
・身体をゆさぶるリラックス法「シェイキング」
→1秒に2回位の速さで跳ねながら、息をハッハッハッと吐き出す。
・フィル・ジャクソン元監督は、禅トレーニングで呼吸法を取り入れていた
・調子が悪いときは、夏目漱石の文章を音読して呼吸を合わせる
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編集後記
意識しないと呼吸が浅くなっていることって多いですよね。スポーツしているときも。イライラしているとき、疲れているときほど、呼吸を意識していきたい。
日本人は、なぜ日本のことを知らないのか by竹田恒泰
旧皇族・竹田家で、明治天皇の玄孫にあたる著書が解説する日本の歴史
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・日本は、現存する世界最古の国家である
→神武天皇の即位が我が国の建国で、紀元前660年のこと。
→考古学的には反論があるが、3世紀前期の古墳が確認されている。
→大和朝廷の成立から1800年は経過していて、世界最古であることは確定。
・2番目に古いのはデンマーク、3番目はイギリス
→アメリカの建国は1776年。フランスは1789年。中国は1949年
・日本最古の歴史書は、天武天皇が編纂した「日本書紀」と「古事記」
→日本書紀は、国外向けの正史。建国についても記載。
→古事記は、国内向けで文学的要素が強い。
・日本社会は、日本書紀や神道、もしくは天皇を基礎として作られている。
→欧米社会が「聖書」、イスラム社会が「コーラン」を基礎としているのと同様
→共産主義は、神仏を認めないため、宗教や聖典に依拠した祝日がない。
→このとき聖徳太子が「摂政」に就任し、天皇の代わりに政治を執り行う。
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編集後記
平成が終わり、令和の時代に。日本の歴史、天皇のことを勉強するいい機会だと思う。まだまだ知らないことが多い。女性の天皇でもよいのでは?という疑問も。これからも勉強していこう。
入社1年目の教科書 by岩瀬大輔
日本初のネット生命保険会社を立ち上げ、ダボス会議ヤング・グローバル・リーダーズにも選出された著者が実践する仕事のヒント
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・50点でよいから早く出せ
→途中で方向確認をしてもらう。赤ペンももらいアップグレードしていく。
→上司の仕事は、部下の力を引き出すこと。忙しそうでも相談していい。
・メールは、24時間以内に返信せよ
→「明日までに返事します」などの中途報告でも可。
→まずは相手にレスポンスすることで安心感を与える。
・メモを作る
→打合せ結果を簡単にまとめて共有する。
→要点を書き出したメモを見せながら、打ち合わせをする。
・朝の挨拶はハキハキと、誰よりも元気にする
→清掃スタッフなどにも丁寧に挨拶をする。
・一人の雰囲気、行動で組織全体が変わる。
→「岩瀬君いなくても会社は作れていたと思う。でもそれでは、すごくつまらない保険会社になっていたに違いない」―出口社長の言葉。
・まずは英語を読めるようになれ
→ビジネスパーソンに英語力は必須。読める能力だけでも早急に習得する。
→中2レベルの英語力でも十分通じる。
・会社、業界の全体像、おおまかな指標を把握する
→全体像を見る習慣を付ける。市場規模、シャア、自社の位置、売上げ規模
・徹底した「準備」をおこなう
→テレビ出演の際、5日間で10冊の本を読み関係省庁にもレクチャーを受けた。
→万全の準備があったから自信が生まれる。そして信頼を得て、次につながる。
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編集後記
書いてあることは、とっても普通のことだけど、実際はできていないことが多い。社会人歴は20年近いけど、まだまだ伸びシロだらけですねー。