嫌われる勇気 by岸見一郎 古賀史健
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を物語形式にまとめた1冊。ビジネス書ランキング、2015年1位獲得の名著。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・すべての悩みは「対人関係の悩み」である。
・変われないのは、自分で「変わらない」という決心をくだしているから。
→今のライフスタイルを維持する方が楽だから。
→次の起こることが経験から予測できる。安心できる。
→ライフスタイルを変える”勇気がない”。実的な努力をしたくない。
・我々を苦しめる劣等感は、「客観的な事実」はなく「主観的な解釈」ある。
→健全な劣等感とは他者との比較ではなく、理想の自分との比較から生まれるもの。
・自分を変えることができるのは、自分しかいない。
→馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない。
→自分の希望や期待を押し付けると、ストーカー的な介入になってしまう。
・自由とは、他者から嫌われることである。
・「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める。
・人生の調和を欠いた人は、あなたを嫌う1人を見て、世界を判断する。
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編集後記
ガツンと頭を殴られたような気分になるなる一冊。たしかに「自分で変わらない決断をくだしている」毎日。少しずつ変えられることから変えていこう。ステキな人間になれるように。日々平凡、歳ごとに非凡。
って、行動に移すのは、本当に難しいよね。