心を整える。 by長谷部誠
今もドイツ・ブンデスリーガで活躍する、元日本代表のプロサッカー選手がつづるメンタル術。2011年のベストセラーで、印税を東日本大震災支援に寄付したことでも有名。
刺激をいただいたフレーズは、次のとおり。
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・「メンタルを強くする」ではなく、「心を調整する」「調律する」という感覚
→僕にとって心は、ガットや弦のようなもの。メンテナンスする。整える。
・プロ意識を持つ。大事なことに目を向ける。
→田中達也は、皆が飲みに行っても行かない。身体をケアし明日の準備をする。
→カズは自分でご飯に誘っておいて、時間になったら「明日練習だから」と帰る。
→サッカーは外見ではない。キチンとした格好で嫌な気分になる人はいない。
・頑張っている人の姿を目に焼きつける。
→自分が気づかないだけで、日々の生活は、頑張っている人であふれている。
→炎天下、工事現場で働くひと。一生懸命な姿に鼓舞される。
・どんな指導者にも夫々良さがある。それを引き出すのは自分の心構え。
→巡り合せは自分で選べない。他人や外的要因のせい、逃げ道にしない。
・直にして礼なければ即ち抗す(孔子)
→正義感が強すぎて真面目過ぎると、かえって周囲を絞めてしまう。の意。
・レフリーにもリスペクトを忘れずに接する。
→「僕はあなたのために言っている。この試合は全世界に中継されている。世界中の人が見ている。だから公平なジャッジをしてください」
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編集後記
真面目に考え、真摯に取り組むから今の彼がいる。毎日研鑽を積むことの大事さを痛感させられる。・・・言葉では簡単なんだけどねぇ。